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マカダミアナッツオイルってどんなオイル?オイルの特徴を解説

 

 

 

・マカダミアナッツオイルってどんなオイル?

・どんな効果があるの?

・オイルの使い方は?

 

こういったお悩みに答えます。

 

 

 

目次

・マカダミアナッツオイルの特徴と成分

・食用に期待される効果と注意点

・スキンケア用期待される効果と注意点

 

 

 

健康に良いと効果が期待されているオイルは沢山ありますが、マカダミアナッツオイルも健康に良いと注目されているオイルの一つです。

健康に良いって聞いたけど、どんな効果があるのかわかりにくいと思っている方へ、この記事ではマカダミアナッツオイルの特徴や成分、食用のオイルとスキンケア用のオイルに期待される効果について解説します。

 

 

 

マカダミアナッツオイルの特徴と成分

 

 

香りが甘くて優しく、味にクセがなくサラッとしたオイル

 

マカダミアナッツオイルはオリーブオイルと比べると、香りが強くなく、甘く優しいナッツの香りがします。

オイルを食べてみると味は、苦味などのクセがなく甘味のあるオイルです。甘味といっても “他のオイルと比べればそうかも”という程度で、お砂糖のような甘味はありません。

オイルにとろみはなくサラサラとしているので、お肌に塗るとベタつき感がなく、スキンケアにも使いやすいオイルです。

 

 

オイルに含まれる成分

 

マカダミアナッツオイルに含まれる成分としてはオレイン酸、パルミトレイン酸、パルミトレイン酸が含まれています。

オレイン酸はオメガ9系の一価不飽和脂肪酸、パルミトレイン酸はオメガ7系の一価不飽和脂肪酸、パルミトレイン酸は飽和脂肪酸という種類の脂質です。

脂質は、トランス脂肪酸、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の4種類があり、このうち飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸は、人の体内でも合成して作り出だすことができる脂質です。

トランス脂肪酸は、人工的に作られた脂質で人体に害があるため、食べない方が良い脂質になります。

パルミトレイン酸は人の皮脂を作る成分でもありますが、年齢とともに分泌量が減っていくといわれています。オイルに含まれている主な栄養としては、ビタミンEが含まれています。

 

 

スキンケアや食用に使われている

 

マカダミアナッツオイルは、スキンケア用と食用があります。スキンケアでは、クレンジングオイル、ボディオイル、ハンドケア、フェイスオイル、ヘアケア、ネイルケア、マッサージオイル、石鹸、アロマ、日焼けの予防、などに使われています。

食用の場合は、そのまま食べることもできますが、焼く、炒める、揚げる、などの加熱調理もできます。料理にするときに美味しく食べられる食材の組み合わせとしては、鶏肉やブロッコリーがよく合います。

食べるオイルとして使う場合は、ドレッシング、パンケーキなどの製菓の材料、ホットドリンクに混ぜる、アイスクリームやヨーグルトにかける、鶏肉のソテーやハンバーグを焼く時のオイル、などとして使われています。

 

 

 

食用に期待される効果と注意点

 

 

1.脳卒中などの予防

 

オイルに含まれるパルミトレイン酸は、血管壁の材料になり、血管を強くし、脳の血管にも作用する数少ない脂肪酸として注目されています。そのため、脳卒中などの予防に効果が期待されています。

 

 

2.便秘の解消

オイルに含まれるオレイン酸は、腸のぜん動運動を促すので、便秘の解消に効果が期待されています。また、胃酸の分泌をおさえて胃もたれなどを予防する効果があると言われています。

 

3.糖尿病などの予防

 

オイルに含まれるパルミトレイン酸は、インスリンの分泌を促すので、糖尿病の予防にも効果が期待されています。また、脂質と糖質を一緒に摂ると糖質の吸収が緩やかになると言われています。

そのため、釜揚げうどんよりもペペロンチーノなどのパスタの方が血糖の上昇が緩やかになる効果が期待できます。

4.ダイエット効果

 

ダイエット効果のついては、脂質は糖質に比べて消化されるまでに時間がかかり、腹持ちが良いので食べすぎを防ぐ効果が期待できます。また、脂質と糖質を一緒にとると、太りにくいと言われています。

糖質をたくさん摂りすぎると、太る原因になりますが、脂質と糖質を一緒に摂ると糖質だけを摂った場合に比べて糖質の吸収が緩やかになり、太りにくくなることからダイエット効果が期待されています。

 

 

食用の注意点~1日の摂取量は大さじ1杯~2杯まで~

 

食用として使う場合は、ナッツアレルギーのある方が使うのはやめましょう。マカダミアナッツオイルの原材料はマカダミアナッツなので、人によってはアレルギーがでることもあります。

どんなオイルも使う場合は自己責任で使うことになるので、ナッツアレルギーがある方は食べる前に医師に相談した方が良いです。

1日の摂取量は人によって変わりますが、普段の食事で食べている魚やお肉に含まれる脂質以外で、30代女性でも大さじ1杯~大さじ2杯(約12g~約24g)程度が目安です。

他のオイルも食べる場合は、他のオイルの量も含めて大さじ1杯~大さじ2杯(約12g~約24g)までになります。脂質は摂るバランスが重要です。

食事全体で摂る脂質のバランスは、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の割合は、3:4:3、多価不飽和脂肪酸のオメガ3系の脂肪酸とオメガ6系の脂肪酸は1:4~1:1で摂るのが理想と言われています。

不足しやすいオメガ3系の脂肪酸は1日の摂取目安が約2gと言われていて、植物由来のオイルではアマニ油やエゴマ油50%くらい含まれています。

不足しやすいオメガ3系のオイルも摂る場合は、アマニ油やエゴマ油を小さじ1杯(約4g)とその他のオイルを組み合わせて食べると良いです。

 

 

 

スキンケア用に期待される効果と注意点

1.保湿、美肌

 

オイルに含まれるパルミトレイン酸は、人の皮脂にも含まれる成分ですので、肌になじみやすいです。オイル自体もサラサラとしているので、肌を保湿して乾燥を防ぐ効果があります。肌の潤いを保つことで、肌荒れを防ぎ、美肌への効果が期待できます。

 

 

2.紫外線によるダメージを防ぐ

 

オイルには、ビタミンEなども含まれています。ビタミンEは、肌の状態を整えたり、紫外線からのダメージを防ぐ効果が注目されています。保湿用だけでなく、お肌に塗って日焼け予防として使われることもあるようです。

 

 

スキンケア用の注意点~副作用とアレルギー~

 

スキンケアとして使う場合でも、ナッツアレルギーのある方は使うのはやめましょう。スキンケア用であっても人によっては、アレルギー反応が出る場合があります。

どちらかわからない方は、パッチテストを行ってから使うようにしましょう。パッチテストの方法は、少量のオイルを二の腕に塗り24時間くらい放置している間に変化があるかを確認します。

オイルを塗った場所にかぶれや赤くなるなどの変化がなければ、スキンケア用のオイルとして使えますが、オイルを使用する時は製品の注意事項をよく読んで使用してください。

オイルは、薬ではないので必ず効果があるものではありません。健康状態が気になる方、使用中に体調や肌の調子がいつもと違い変だなと感じる時は、必ず医師の診断を受けて下さい。

 

 

 

まとめ

 

マカダミアナッツオイルは、甘くてナッツの良い香りがするのでスキンケアにも料理にもおすすめです。私は食べるオイルとしてヨーグルトに混ぜて食べています。

その他の食べ方としては、植物由来のオイルの中では加熱に強いオイルなので、サブレやパスタを作るオイルとして使っています。この記事では、マカダミアナッツオイルの特徴や成分、食用で期待されている効果、スキンケアで期待されている効果について解説しました。

マカダミアナッツオイルを使ってみたいと興味のある方はスキンケアにも食用にも活用できるので試してみて下さい。他の記事では、マカダミアナッツオイルのおすすめレシピや健康に良いオイルの紹介をしていますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

 

 

 

マカダミアナッツオイルを使ったおすすめのレシピに興味のある方は、こちらをご覧ください。<美味しく簡単に作れるマカダミアナッツオイルのレシピ9つ

 

 

健康に良いオイルに興味のある方は、こちらをご覧ください。<健康_オイル>

 

 

 

参考文献:

読むオイル事典/YUKIE/株式会社 主婦の友社
知識ゼロからの健康オイル/井上浩義/株式会社 幻冬舎
植物油の事典/山田 豊文/株式会社 毎日コミュニケーションズ
ホントによく効く油の正しい選び方・使い方/守口 徹/株式会社 日本文芸社
人のアブラはなぜ嫌われるのか/近藤 和雄/株式会社 技術評論社
医者が教える食事術 最強の教科書/牧田 善二/ダイヤモンド社

 

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