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[比較結果のまとめ]健康に良いオイルを見つけやすいのはどれ?

 

 

 

・健康に良いオイルだけど成分が一緒のものはコスパがいいの?

・健康に良いオイルだけど料理用のオイルを比較したらどれがコスパがいい?

・健康に良いオイルで使いやすいオイルを比較したらどれがいい?

 

こういったお悩みに答えます。

 

 

 

目次

・健康に良いオイルを成分の量、製法、価格で比較した結果

・健康に良いオイルを料理用・成分・価格・製法・原材料で比較した結果

・健康に良いオイルを使い方別で比較した結果

 

 

 

健康に良いオイルを製法と価格で比較した結果

 

 

その1:オメガ3系は、アマニ油がいいです

 

オメガ3を多く含むオイルには、チアシードオイル、えごま油、アマニ油、サチャインカインチオイル、カメリナオイルがあります。

この5種類オイルの中で低温圧搾法の商品を調べてみたところ、一番安いオイルはアマニ油でした。

ただし、アマニ油は常温でも温度が高いと酸化して魚のような臭いがするので加熱調理に向いてません。炒め物などの調理をする場合は加熱できるオイルを使った方が良いです。

そのため、そのまま食べるオイルとして使う場合はアマニ油、どうしても加熱調理できるオメガ3が入っているオイルを使いたい場合はサチャインカインチオイルが良いです。

 

 

 

その2:オメガ7系は、マカダミアナッツオイルが良いです

 

オメガ7を多く含むオイルには、シーバックソーンオイル(サジーオイル)、ヘーゼルナッツオイル、ゆずシードオイル、マカダミアナッツオイル、カスターオイル(ひまし油)があります。

この5種類オイルの中で低温圧搾法の商品を調べてみたところ、一番安いのはマカダミアナッツオイルでした。ゆずシードオイルは商品自体があるかどうかわからないですし、シーバックソーンオイルはかなり高価でした。

カスターオイルは販売しているお店が少なく、マカダミアナッツオイルよりは値段が高いので、使うのであればマカダミアナッツオイルの方が良いです。

 

 

その3:オメガ6系は、グレープシードオイルが良いです

 

オメガ6を多く含むオイルには、月見草油、マラクジャオイル(パッションフルーツオイル)、ボラージオイル、グレープシードオイル、ブラッククミンシードオイルがあります。この5種類オイルの中で低温圧搾法の商品を調べてみたところ、一番安いのはグレープシードオイルでした。

マラクジャオイルは、商品はあるようですが量や値段がわからず、シーバックソーンオイルほどではないですが、ボラージオイルも高価なので、使うのであればグレープシードオイルの方が良いです。

 

 

その4:オメガ9系は、オリーブオイルが良いです

 

オメガ9を多く含むオイルには、椿油、紅花油(サフラワー油)、ティーオイル、オリーブオイル、ひまわり油があります。この5種類オイルの中で低温圧搾製法の商品を調べてみたところ、一番安いのはオリーブオイルでした。

オメガ9を多く含むオイルは他のオイルに比べて、全体的に低温圧搾法で作られたオイルが安い傾向があり、その中でもオリーブオイルが一番安いです。

オリーブオイルは産地がイタリア、スペイン、ギリシャ、などがあります。どれもオリーブの品種や作られた地域によって香りや味の違いがあるため、違いを楽しみながら使うのであればオリーブオイルが良いです。

健康に良いエクストラバージンオリーブオイルについては別の記事で解説していますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

 

健康に良いエクストラバージンオリーブオイルに興味のある方は、こちらをご覧ください。<健康に良いのは、本物のエクストラバージンオリーブオイルだけ

 

 

その5:[まとめ]製法と価格で比較した結果

 

製法と価格の良いオイルはどれも通常よりも値段が高くなります。そして、同じ種類のオイルでもメーカーによって値段が全く異なります。原材料・製法の良いオイルに必ず高い値段がついているというものでもないです。

1本の値段が安くても低温圧搾法でないものや内容量が極端に少ないものもあるので、商品の値段だけで買ってしまうと高い買い物をすることになります。

成分の含有量が多いもので良いオイルを買う場合は、アマニ油、グレープシードオイル、マカデミアナッツ、オリーブオイル、の中から必要なオイルを選んで使った方が良いです。

 

 

 

健康に良いオイルを加熱できるもの・製法・原材料で比較した結果

 

 

 

その1:オメガ3を料理に使うなら、カメリナオイルが良いです

 

オメガ3系のオイルの中から加熱もできるオイルで低温圧搾法のオイルを探したところ、値段が安いオイルはカメリナオイルです。

サチャインカインチオイルとチアシードオイルは、ほぼ同じくらいの価格で販売されていました。オメガ3系で加熱できるオイルは、オメガ3が含まれているため長時間の加熱に向いていません。

そのため、炒め物、焼き物を作るなどの短時間の加熱調理には使えますが、揚げ物や製菓用を作る場合は他のオイルを使った方が良いです。

 

 

その2:オメガ6は米油が良いです

 

グレープシードオイルでも加熱調理はできますが、原材料が有機栽培かどうかわからないものもあります。オメガ6系のオイルで原材料が有機栽培のもので製法も良いのは米油です。

米油以外にはごま油も良いですが、どちらもグレープシードオイルよりは値段が高くなります。原材料を気にしないのであれば、グレープシードオイルの方が値段が安く1本あたりの量も1㎏のものもあるので、大量に使いたい場合はグレープシードオイルにしてみるのも良いと思います。

米油は、加熱調理できるオイルの中では揚げ物にも使えるので、焼き物にも炒め物にも揚げ物にも使えるオイルを選ぶ場合は米油が良いです。

 

 

その3:オメガ7はマカダミアナッツオイル、オメガ9はオリーブオイル、が良いです

 

オメガ7とオメガ9は一価不飽和脂肪酸という種類の油ですが、マカダミアナッツオイルとオリーブオイルの一価不飽和脂肪酸の量を比べるとマカダミアナッツオイルの方が多いです。

どちらも品質の良いものは値段が高いものがありますが、オリーブオイルは製造方法や原材料にこだわった良いオイルが多く、原材料よって香りに違があります。

料理に使いたい人にはオリーブオイル、オメガ7もオメガ9も入ったオイルがいい人はマカダミアナッツオイルが良いです。

 

 

 

健康に良いオイルを使い方別で比較した結果

 

 

その1:オメガ3を外出先でも摂るなら、えごま油の小分けパックが良いです

 

オメガ3は不足しやすい脂質ですが、外出先でも摂ろうとすると瓶で持ち歩くと重たいので不便です。サプリメントやドレッシングで摂る場合は、他のオイルと混ぜて作られているものもあるため、他の脂質を摂り過ぎてしまう可能性もあります。

オメガ3の多いオイルを摂りたい場合は、持ち運びできる小分けパックが便利です。小分けパックにもいくつか種類がありますが、低温圧搾法でつくられたオメガ3のオイルの入っている小分けパックがある商品があるのはえごま油です。

1回ずつ分量を量らなくても使える持ち運びができるオイルを選ぶのであれば、えごま油の小分けパックが良いです。

 

 

その2:揚げ物用には、米油が良いです

 

揚げ物用に使える油には、米油、菜種油(キャノーラ油)などがあります。オリーブオイルやマカダミアナッツオイルでも揚げ物をつくることはできますが、揚げ物に使う場合は加熱に強く、食べても害が少なくカリッと美味しく出来上がる油の方が良いです。

菜種油(キャノーラ油)は香りにクセがないので美味しく揚げ物ができますが、長い間食べ続けると身体に悪いと言われているのでおすすめしません。

米油は加熱に強いオイルでクセがなく美味しく揚げ物が作れるので、コロッケや天ぷらなどの揚げ物には米油が良いです。

菜種油(キャノーラ油)が健康に悪い理由、揚げ物や酸化した油が身体に悪い理由は別の記事で解説していますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

 

 

菜種油(キャノーラ油)が健康に悪い理由に興味のある方は、こちらをご覧ください。<[まとめ]キャノーラ油は健康に悪い理由と健康に良いオイル

 

揚げ物が身体に悪い理由や揚げ物に使える油に興味のある方は、こちらをご覧ください。<揚げ物の油が健康に悪い理由と食べたい時の対処法のまとめ

 

酸化した油が健康に悪い理由に興味のある方は、こちらをご覧ください。<[まとめ]酸化した油は健康に悪いので、食べるのはやめましょう!

 

 

その3:製菓用には、マカデミアナッツオイルが良いです

 

マカダミアナッツオイルは、少し甘い香りがする加熱調理できるオイルなので、お菓子づくりに向いています。

実際に、オリーブオイル、米油、マカダミアナッツオイルでサブレやケーキを作ってみましたが、マカダミアナッツオイルの方がナッツとほのかに甘い香りがする美味しいサブレや焼き菓子が作れて、味も美味しかったです。

もし、オイルを使う量が多いカトル・カールと呼ばれるパウンドケーキを作る場合には、バターの代わりにオリーブオイルや米油を使うのはやめた方が良いです。

オリーブオイルや米油を使って作るとオリーブや米の香りが強く、香りと甘いパウンドケーキの味の相性が悪く美味しくないです。

製菓用のオイルにはココナッツオイルもありますが、ココナッツオイルは飽和脂肪酸の量が多いのでおすすめしません。

マカダミアナッツオイルは焼くだけでなく、揚げ物などの高温加熱にも強いオイルなので製菓用にはマカダミアナッツオイルが良いです。

 

 

 

まとめ

 

 

健康に良いオイルでも加熱できるもの、そのままで食べるものとあります。品質の良いものは値段が高いものもありますが、オイルも食品です。

特に健康維持を目的に摂る場合は、品質の良いものを選んだ方が良いです。健康に良く低温圧搾法のオイルを選びたい場合は、アマニ油、えごま油、カメリナオイル、マカダミアナッツオイル、オリーブオイル、ごま油、の中から選ぶのがおすすめです。

この記事では、オイルを成分の量、製法、価格で比較した結果、料理用・成分・価格・製法・原材料で比較した結果、オイルを使い方別で比較した結果をご紹介しました。

他の記事では、おすすめのオイルの紹介やオイルの選び方の紹介もしているので、興味のある方はそちらもご覧ください。

 

 

健康に良いおすすめのオイルに興味のある方は、こちらをご覧ください。<健康に良いおすすめオイルはどれ?健康におすすめオイルをご紹介

 

 

自分に合ったオイルの選び方に興味のある方は、こちらをご覧ください。<[解説]健康に良いオイルの選び方~基本は3つの条件で選ぶ~

 

 

 

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